１月もあっという間に終わり、もう２月です。今期も残り５カ月となりましたが２月からは行事が目白押しです。また、次年度についての行事も始まっていきます。いよいよ保苅年度が動き始めますが、良いかたちでバトンが渡せるよう頑張ってきたいと思います。
　前回は例会の歴史をお話しましたが、今日は例会には欠かせない鐘の話をいたします。今期は26回の例会が終わっており、開会と閉会で52回点鐘が行われております。日本のロータリーでは例会の開始時、終了時に鐘を鳴らすのは常識であり、もし鐘がなくて点鐘ができなかったらいつまでも例会は始まりません。それほど大事なものです。海外のロータリークラブでも鐘はあるそうですが、切り換えの合図、または“お静かに願います”の意味として鐘を鳴らすそうです。
　開会と閉会の点鐘は、1920年ごろに東京ロータリークラブが始めたことがきっかけで全国に広まったと言われています。当時の日本の学校では、授業の開始・終了時間は鐘を鳴らして知らせる習慣がありました。開始・終了のけじめをつけるという意味での点鐘は、日本人の習性に合っているんだと思います。私はローターアクトクラブに在籍しておりましたが、初めての例会で点鐘を知りました。最初はとても違和感がありましたが、いつの間にか慣れました。礼に始まり礼に終わるという点鍾の合図はとても大事なことだと思いました。また、点鐘は会長になった人しかできません。会長になるためには、会長エレクト研修(PETS)に出席して初めて会長になる資格が与えられます。そして年度が始まりようやく鐘をたたくことができるのです。点鐘の力加減はなかなか難しいものです。最初のころは、力が足りな過ぎたり強過ぎたりと思うようにたたけませんでしたが、半年もやっている今では慣れたものです。私は、65年間にもわたる歴代会長さんがつなげてくれた新潟東ロータリークラブの歴史と伝統に感謝し、点鐘していきたいと思います。
　残りの例会は19回ですのであと38回鐘をたたきますが、歴史を噛みしめながら、次世代につなげるよう鐘をたたいていきたいと思います。
　
　今日は何の日・・・交番設置記念日
　1881年のこの日、１つの警察署の管轄内に７つの交番を設置することが決定されました。この制度は、町の中に交番の建物を設け、そこを中心に制服の警察官が活動するもので、1874年に東京警視庁が設置した「交番所」が世界初でした。初期には建物がなく、街中の交差点などに警察署から派遣された警察官がその都度出向く巡回スタイルがほとんどでしたが、1881年以降、現在のような常設の建物に警官が駐在する制度に変わりました。
　全国で統一された「派出所」「駐在所」という名称が1888年10月に導入されましたが、「交番」という呼び名が一般的になり、国際的には「koban」の名が一種の単語として広く浸透していたことから、1994年11月１日に正式に「交番」が名称として採用されました。