No.3254 2025.8.29

　先週、例会後に行われた日立産機システムさんへの職場見学会でしたが広大な工場を見学でき非常に有意義な時間となりました。クラブ細則の職業奉仕委員会を見ると「この委員会は、本クラブの会員がその職業関係における諸責務を遂行し、各会員それぞれの職業における慣行の一般水準を引き上げるうえに役立つ指導と援助を与えるような方策を考案しこれを実施するものとする」と記載されています。まさにそれに相応しい見学会となりました。企画していただいた職業奉仕委員会の須田委員長、井上副委員長、本間亮さん、青木さん、村山六郎さん、ありがとうございました。また今回の企画に携わっていただいた株式会社日立製作所の宮本支店長ありがとうございました。
　さて、今回は以前会長スピーチで話をした開志学園女子硬式野球部についての話をしたいと思います。開志学園女子硬式野球部は県内唯一の女子硬式野球部です。部員数およそ50名のうち約40名が県外出身者で私の住む紫竹山で寮生活をしています。紫竹山自治会は全国大会前に差し入れを送り、彼女達は毎週町内の清掃活動をしてくれています。そのような交流関係が出来上がっています。
　先月全国大会が行われ１回戦は２－１で勝利、２回戦は３－２サヨナラ勝ち、３回戦は延長タイブレイクの末、惜しくも１－２でサヨナラ負けとなりました。今年のチームの中心選手はエースで４番のＳさん。Ｓさんは打撃では５割近い打率に、投げては相手の攻撃を再三抑えてきました。しかし３回戦、延長で満塁のピンチを迎えファーボール押し出しでチームは敗退してしまいました。
　彼女が落ち込んでいるのはないかと私は心配し、２年生の部員にＳさんは大丈夫かと聞いてみました。２年生の野球部員の子は「Ｓ先輩は大丈夫です。持っている物を全て出し尽くしたので悔いはないと言っていました」と私に教えてくれました。それを聞いて安心したのと同時にそう言えるのはすごいなと感心しました。
　ここからは私の想像ですが、Ｓさんは大会を迎えるまでに１日１日の練習や努力を怠らず、最高の状態で試合を迎えたのだなと。そして彼女の努力を周りのチームメイトも知っているので彼女が最後投げて負けたら仕方ないという雰囲気があったのではないかと。改めて努力することの大切さや準備の大切さを高校３年生から教えられました。
　私達のクラブには73名の素晴らしい経営者、職業人、地域のリーダーの方がいます。年代の差はありますが一人一人が胸襟を開いてコミュニケーションを取ることによってきっと新しい発見があるのだと思います。積極的に会員同士コミュニケーションを取りましょう。私も高校生から沢山のことを学び元気をもらっています。
　話にはまだ続きがあり、31日の日曜日、元メジャーリーガーのイチローさん、松井秀喜さん、松坂大輔さん、松井稼頭央さんが所属する草野球チームと女子高校選抜が対戦します。その女子高校選抜に開志学園のＳさんとＨさんがそれぞれ選出されました。皆さん、テレビを通じ、是非、声援を送ってください。